今回は店舗物件の引渡しについて、記載してみたいと思います(^^♪
入居中テナント退去前に後継テナントと契約した際、原状回復はどうなるのか?
先日店舗物件の引渡しを行いました。
通常既存のテナント様が退店される際、『原状回復工事』を行いますが、『退去通知』が貸主様に提出された後、実際にお店が退店するまでには少しお時間があります。
その間に新たな「後継テナント」が現れ、貸主様と契約に至った場合、「原状回復工事」はどの様にすればいいのでしょうか?
実際には、『ケースバイケース』です。
例えば「前借主」との契約内容に、「スケルトン返し」と記載されていれば、前借主は内装をスケルトンにする責務を負います。
しかし、上記の様な場合、「後継テナント」としては、現在の利用できる設備や、内装を活用して出店した方が、出店コストが安く抑えられます。
その為、後継テナントは、前借主の「スケルトン返し」という債務を引き受けたうえで、
前借主の内装を『残置』してもらう事がしばしばございます。
ただ、こうした場合、あまり物件の所有者(貸主)様は、このやり取りに入り込まない方が賢明です。
内装の残置で、開店までのスピードも早くなる
その他、内装を残置する事でコスト面だけでなく、当然工期も早くなります。
こちらも契約の内容によって異なりますが、賃料発生日が「オープン日」の場合、貸主様にとっても賃料発生が早くなるといったメリットがあります。
こうしたテナント間の原状回復、引渡し状態の決定、取決めごとの契約書反映など、事前に立ち合いを行い、資料を作成したうえで進めていきます。
弊社では、賃貸借契約だけでなく、こうした立ち合い、両者間のすりあわせ、覚書・合意書の作成も含め、貸主様の意向を踏まえたうえで行わせて頂いております。
八王子で店舗物件のお困り事は、是非お気軽にご相談ください(*^-^*)
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